プレスリリースとニュースリリースの名前が似ているけれど、違いってあるのかな？
このような悩みにお答えします。
広報担当になったのはいいものの、知らないといけないワードや名前があるので、毎日忙しく過ごしているのではないでしょうか。
特に
「プレスリリース」と「ニュースリリース」
といった、似たような名前が出てきて、頭が混乱している方もいるでしょう。
プレスリリースは自ら作成しなくてはいけないため、ニュースリリースとの違いも知っておきたいですよね。
ということで、今回は
- プレスリリースとニュースリリースの違いを知りたい
- マスコミ向けに発信するプレスリリースの基本的な書き方や送り方を覚えたい
このような悩みを持つ初心者広報担当者向けに、プレスリリースとニュースリリースについて詳しく紹介します。
絶対に覚えておくべき、取材されるプレスリリースの書き方や送り方・持ちこみ方も紹介していますので、最後まで目を離さずにご覧ください！
プレスリリースとニュースリリースの違いは?
では、プレスリリースとニュースリリースの違いについて、詳しく紹介していきます。
プレスリリースとは
マスコミ向けに「自社の新しい情報」を発表することを言います。
文書での発表がほとんどなので、文書そのものを指すこともあります。
「自分の魅力を詰め込んだ１枚の紙」を作ることができる
それがプレスリリースです。
だからこそ、自分や商品、企業と向き合うことが肝心になります。
ニュースリリースとは
企業や団体の情報を広くメディアや一般の人々に提供するための公式な文書です。
主に広報活動の一環として使用され、特定の情報を伝えることでメディアの注目を集める手段の一つです。
企業や組織のイメージやブランドを構築・維持するのに役立ちます。
プレスリリースとニュースリリースはほぼ同じ
プレスリリースとニュースリリースは企業や団体の情報を世の中に知ってもらう手段は一緒です。
目的は同じなので、プレスリリースとニュースリリースの違いはほぼありません。
ただし、
- マスコミに発信するものを「プレスリリース」
- マスコミを介さず直接世の中に発信するものを「ニュースリリース」
と使い分けることがあります。
しかし、きちんとした定義がないため、「意味合いは同じ」として、覚えておくといいでしょう。
ニュースレターとの違いは？
では「プレスリリース・ニュースリリース」と「ニュースレター」との違いはあるのでしょうか。
ニュースレターは、定期的に配信される情報をマスコミに配信し、定期的なコミュニケーションを通じてマスコミとの絆を深める目的があります。
プレスリリース・ニュースリリースと異なる点は、必ずしも自社の新規情報を発信しなくてもいいということ。
自社に大きな動きがなくても、週次、月次、季節ごとなどの定期的なスケジュールで配信されることが一般的です。
これらを踏まえると、「プレスリリース・ニュースリリース」と「ニュースレター」は全くの別物と言えるでしょう。
マスコミ向け発信「プレスリリース」の基本的な書き方講座
プレスリリースとニュースリリースはほぼ同じと分かってスッキリしましたか？
ここからは、初心者広報担当が知りたいであろう「マスコミ向けに発信するプレスリリース」の基本的な書き方」について紹介します。
「取材へと導く大事なこと」なので、絶対に覚えておくようにしましょう。
基本的な書き方
プレスリリースは
- タイトル
- 概要
- 日時、場所
- 内容背景、経緯
を基本的な書き方としています。
簡単なように見えますが、実は「簡潔にまとめるのが意外と難しい」という声を、広報担当者から多数耳にします。
「A4用紙一枚で書く」のが大原則
プレスリリースは「A4一枚」が大原則です。
なぜなら「１枚につき１秒位しか目を通す時間がないから」です。
よく言われる当たり前の事ですが、意外と出来ていない企業が多くあります。
2枚目に「重要な○○のお知らせ」が書かれていたとしても、見てもらえるのはごくわずか。
まずは「見てもらう」ことが重要です。
簡潔にまとめたプレスリリース作成を心掛けましょう。
「キャッチーなタイトル」で目をひく
プレスリリースは「タイトル」が大事です。
手に持って一番上のタイトルを読む
↓
興味が持てたらリード文を読む
↓
「へー」があれば更に下を読む
といった、大前提の「プレスリリースを読んでくれる」ための道しるべとなってくれます。
なので、目を引くタイトルが肝心なのです！
「画像の位置」で見やすさが変わる
画像の位置は、見やすさが変わる大事な部分です。
写真を冒頭に持ってくるリリースが稀にあるのですが、見づらくなってしまいます。
オススメは
- 問い合わせ先記載の直前
- 該当する記述の左右
この2点です。
画像の内容について解説してからその画像を配置してみるといいでしょう。
「日時は概要欄の下」に記載
イベントなどの日時は概要欄の下に配置するのが基本です。
概要欄の下に日時が書かれていないと
いつ開催するの？
と疑問を持ってしまうと、そのままボツになる可能性もあります。
プレスリリースは、最後まで読んでもらうための書き方も重要となるのです。
内容は「社会性」を取り入れること
タイトルや内容に必要とされる「社会性」です。
- 広く社会に伝わる・求められる内容
- ニュースで見たことのあるような社会問題を絡めている
上記２点に重点を置き、業界用語を使わず平易な文言で書く事が“リリースの社会性”を作るコツでもあります。
取材されるプレスリリースは「送り方・持ち込み方」も大切
マスコミに取り上げてもらうための「取材されるプレスリリース」作成に重要なのは、書き方だけではありません。
「送り方・持ち込み方」も大切なのです。
FAXで送る場合
プレスリリースのデザインはおしゃれさよりも「簡素」の方が取材される可能性が高くなります。
デザインよりも内容がまとまっているかどうかということです。
また、
- マスコミのFAXは「白黒印刷」
- 自治体の記者クラブのFAXは「藁半紙」
が、一般的な出力方法です。
細かい字は文字が潰れてしまって物理的に読めない場合があるので、注意しましょう。
WEB投稿フォームで送る場合
WEB投稿フォームなどからマスコミに売込む時は
- どこで
- 誰／団体が
- 何をしているか
この3点を記載し「取材してほしい」旨を書き込むといいでしょう。
- どういった経緯／背景で
- 何を改善するため
といったことも書き加えると、更に取材される確率もアップします。
直接持ち込む場合
県庁記者室へ直接売り込むことが一番大事です。
- お金をかけずに
- 確実に複数社に届く
記者室を利用しない手はありません！
プレスリリースとニュースリリースは同じ?マスコミ向けに書くには?:まとめ
広報担当者になって間もない方は「プレスリリースとニュースリリースの違い」もわからないですよね。
今回で、プレスリリースとニュースリリースはほぼ同じ意味ということがわかって、安心したのではないでしょうか。
今後は、マスコミ向けのプレスリリースを数多く作成していくかと思いますので、ぜひ今回紹介した「基本的な書き方・送り方・持ち込み方」を参考に、取材されるプレスリリースをガンガン発信していきましょう！
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