プレスリリースを作成しているけれど上手く書けない。参考資料はあるの?
このような悩みにお答えします。
プレスリリースを作成する広報担当になったのはいいものの、書き方がよくわからず、自己判断で「ただ書いて送る」作業をしている方も多いのではないでしょうか。
厳しいことを言いますが「ただ書いて送る」では、取材をされるどころか、読まれることもありません。
まずは
- 今一度プレスリリースの意味を今一度確かめる
- 書き方がわからないのならば、勉強する
この2つから始めてみましょう!
今回は、プレスリリースを作成する際に役立つ「参考資料」について紹介します。
「読まれるプレスリリース」から「取材されるプレスリリース」を目指せる内容となっていますので、ぜひご覧ください。
プレスリリースは「書いて送る」ではダメ
忙しいからプレスリリースはとりあえず書いて送っておけば、そのうち取材されるよね。
なんて思っている広報担当はいないと思いますが「ただ書いて送る」では、プレスリリースはなんの意味もありません。
今一度「プレスリリースの意味」を考える必要があります。
取材されないプレスリリースが山ほどある
マスコミ各社には、一日何十通とプレスリリースが送られてきます。
そのうち目を通してもらえるのは1通あるかないか。
読まれることのない、そして取材されないプレスリリースがすぐに破棄されてしまうのです。
- 書き方
- 持ちこみ方
- 送り方
- 送るタイミング
これらに1つでも該当してしまうと、取材をされる確率は少ないとされているのです。
プレスリリースの意味を改めて考えてみよう
読まれる・取材されるプレスリリースを書くためには、大事なことでもある「プレスリリースの意味」を今一度考えてみる必要があります。
プレスリリースは、あなたの企業や団体を世に広める手段の一つです。
- どうしたら知ってもらえるのか
- どうしたら取材されるようになるのか
を深く追究して、プレスリリースを書いていきましょう。
読まれるプレスリリース作成に必ず役立つ無料の教科書3選
周りを見渡すと、実はプレスリリースを作成する際に参考にできるモノがゴロゴロと転がっています。
言わば「無料の教科書」!
「無料の教科書」を上手く活用して、取材率をアップさせましょう。
ということで、おすすめの「無料の教科書」を3つ紹介します。
夕方テレビニュースのサイドテロップ(右上)
「切り口」が良いタイトルになるかどうかを分けます。
一朝一夕には身につかない「切り口の見つけ方」として参考になるのが「夕方テレビニュースのサイドテロップ(左上)」です。
「どんなニュースにどんなタイトルをつけているのか」を観察してみましょう。
観察していくうちに、おのずとマスコミが好きなプレスリリースのタイトルが分かってきます。
内容を第三者に話してみる
プレスリリース作りのアドバイスとして、よく伝えるのが
内容を第三者に話してみて!
ということです。
- 内容について全く知らない人=第三者が「それってどういうこと?」と疑問に思う
- 疑問に思った部分を読者に伝わるようにもっと分かりやすく書く
- 「へー!」と興味を持つ部分の分量を増やす
このように、第三者=読者の疑問を解くことにも繋がります。
これが、目に留まりやすい・取材されるプレスリリース作りの第一歩でもあるのです。
本屋で社会問題についての情報収集する
ニュースのトピックは「雑誌→新聞→テレビ」という順番で表層化していく傾向にあります。
そこで参考になるのが本屋さん。
- 雑誌コーナー
- 新刊書籍のコーナー
を観察してみましょう。
「いま人気の社会問題が何か」をチェックすることができます。
社会問題の克服は世の中の多くの人にとって参考になる情報です。
最新の社会問題をプレスリリースに盛り込むと、取材される確率が上がる可能性がありますので、ぜひ本屋に立ち寄ってみましょう。
読まれるプレスリリースを作成する秘訣は「本も読むべし」
無料の教科書以外に参考になるのが「本」です。
今回は「記者のあり方や広報の実務」といったことが学べるおすすめ3冊を紹介しています。
広報担当になったからにはぜひ読んでもらいたい3冊なので、社会問題の情報収集も兼ねて、今すぐ本屋に行ってみましょう!
おすすめ本①「広報PRパブリシティ戦略」
本日は本の紹介🍊
— 山田みかん🍊元記者が考えるマスコミ向け広報 (@yamada_mikan_) October 25, 2022
広報の本をたくさん読んできましたが、記者目線で一番「そうそう!」と共感したのは「広報PRパブリシティ戦略」。
全国の記者の声を代弁したような箇所もあり「記者」について知りたいならこの一冊間違いなし!
プレスリリースについても非常に分かりやすく事実が書かれています。 pic.twitter.com/1De83croeD
30年にわたって広報PR・パブリシティの現場に携わってきた、中小企業の情報をマスメディアに発信し続ける著者が書いた、プレスリリースのノウハウ本。
書き方だけではなく
- 広報と広告の違い
- 地方の知名度を上げる戦略
といった、記者目線で一番「そうそう!」と共感できる本です。
全国の記者の声を代弁したような箇所もあり「記者」について知りたいならこの一冊間違いなし!
プレスリリースについても非常に分かりやすく事実が書かれています。
おすすめ本②「広報の教科書」
昨夜は佐久間さん(@sakuma_tomoyuki)の「広報の教科書」を読了。
— 山田みかん🍊元記者が考えるマスコミ向け広報 (@yamada_mikan_) December 6, 2022
自治体の方が悩まれているのは「そこ」なのかぁという学び、「とりあえず発信する」というアリバイ広報がいかにダメかを教わりました。ふむふむ🍊 pic.twitter.com/W5kE3H6Bhk
- 広報誌やプレスリリースの書き方
- 広報事務業務
まで書かれた、初めて広報担当になった方におすすめの広報ノウハウ本。
自治体の方が悩まれているのは「そこ」なのかぁという学びがたくさんありました。
「とりあえず発信する」というアリバイ広報がいかにダメかを教わることができる一冊です。
おすすめ本③「広報PRの実務」
きょうは井上岳久さん「#広報PRの実務」を再読。
— 山田みかん🍊元記者が考えるマスコミ向け広報 (@yamada_mikan_) December 14, 2022
本当に学びある一冊。誰しも共感ポイントが何かしらあるのではないか、と思います。
ファクトブック、危機管理まで触れているのもお気に入りポイントです🍊 pic.twitter.com/LXkjmXNeUn
- 広報活動と戦略広報の違い
- PR会社との付き合い方
など、「戦略広報」を企業に導入するための実践方法が書かれたノウハウ本。
本当に学びある一冊で、誰しも共感ポイントが何かしらあるのではないかと思います。
- ファクトブック
- 危機管理
まで触れているのもお気に入りポイントです。
読まれるプレスリリース作成は無料の教科書が必須!読書も重要だった:まとめ
読まれる・取材されるプレスリリースを作成するには「ただ書いて送る」がいかに無意味なことなのかが、よくわかったのではないでしょうか。
広報担当になったからには、広報戦略やプレスリリースの書き方、地方の広報事情など、「広報のあやゆる仕事」を知っておく必要があります。
まずは、無料の教科書や本を参考に「学ぶこと」から始めてみましょう。
プレスリリースから、あなたの企業や団体が発展していくことを祈っています!
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